流行の先端を行くアパレル業界は憧れますよね。
しかし、立ち仕事がメインの販売員は体力的にハードなお仕事です。
「アパレル業界で働きたいけど、立ち仕事に抵抗がある」
「販売員として働いているけど、違う仕事をしてみたい」
など、販売員以外でアパレル業界に携わりたい方には、アパレル企業の事務職がおすすめです。
今回は、女性に人気の高いアパレル企業の事務職についてご紹介します。
仕事内容や求められる資質、実際に働いている方からのインタビューなども記載していますので、ぜひご覧ください。
一口にアパレル企業の事務職といっても、経理・総務・人事・営業事務・一般事務など様々な種類があり、任される仕事内容の範囲は企業によって異なります。
ここでは、いくつかある事務の中でも「営業事務」の仕事内容と1日の流れをご紹介します。
営業事務以外を希望するという方もいるかもしれませんが、電話や来客の対応、書類整理など、他の事務職と共通する点はたくさんありますので参考にご覧ください。
◇電話応対
◇来客応対
◇データ入力
◇書類作成
◇在庫管理
◇商品発注
※メーカーや企業によって実際の仕事内容は異なります。
8:30
メールチェックから始め、急ぎの案件がないか確認。
営業担当者とミーティングを行い、その日のスケジュールや伝達事項などを共有します。
その日の仕事内容をリストアップすると、効率的に進められます。
9：00
電話やメールの対応を行い、必要であれば担当者へ取り次ぎます。
問い合わせ対応と並行して、依頼されていた見積書の作成や在庫確認・発注作業を行います。
午前中は急ぎの案件対応や問い合わせなどが集中するため、慎重かつスピーディーに業務を進めましょう。
12:00
オフィスの近くに新しくできたカフェで同僚とランチ。午前中に使い切ったエネルギーを補充！
アパレル企業のオフィスは都心に集中しているので、自然とおしゃれなお店やトレンドへのアンテナが敏感になります。
13:00
営業担当が受注してきた商品の入力業務や出荷作業などを行います。
作業の合間を見つけて備品の発注・管理、郵便物の仕分け作業なども手早く済ませます。
16:00
外出から戻ってきた営業担当者とミーティングを行い、翌日の会議資料を作成。
営業担当者と営業事務は一丸となって目標達成を目指すため、チームワークは重要です。
自身も会社を運営している一員であることを意識し、日ごろから営業担当者とコミュニケーションを取りましょう。
18:00
その日の仕事内容や引き継ぎ事項などを日報にまとめ、業務終了！
時間内に終わらなかった仕事や営業担当者からの依頼があれば、残業することもあります。
事務職は有効求人倍率が低い（一つの求人募集に対して求職者の方が多い）ため、人気の職業です。
さらに、アパレル企業の事務職は求人自体あまり多くないので、気になる求人を見つけたらすぐに応募することをおすすめします。
すでに販売員としてお仕事をされている方は、自社内でキャリアチェンジができないか相談してみるのも一つの方法です。
また、近年では、ネットショップの運営を行うEC運営関連の求人が増えています。
EC運営とは、『インターネット通販サイト』の運営のことです。
商品撮影などEC運営ならではの業務もありますが、在庫管理や売り上げ管理、お客様対応など実店舗の運営と共通している仕事内容も多いです。
アパレル企業の事務職を希望されている方は、EC運営関連の求人を狙ってみるのも良いかもしれませんね。
アパレル事務は未経験者可能な求人もありますが、転職の場合は事務職の経験者やアパレル業界の経験者が優遇されます。
特に経理や人事などは、応募資格に“実務経験者”と定めている傾向があります。
未経験で転職される場合は、事務職の仕事内容を考慮してエクセルやワードなど最低限のPCスキルを習得しておきましょう。
応募する際は、その企業について理解を深め、仕事内容を把握するなど事前に準備しておくと、面接にも落ち着いて臨めます。
アパレル企業の事務員として働いている方にお仕事について聞いてみました。
事務職の仕事内容は非常に幅広く“何でも屋さん”な面があります。
ミスなく、効率よく業務を進めなくてはならないので、一日の仕事内容をリストアップして優先順位をつけるなど、工夫しています。
最初の方は覚えることがたくさんあって、ついていくのに必死でした。
お客様と接する仕事にはつきものですが、やはりクレーム対応は大変ですね。
こちらのミスでご迷惑をおかけしてしまったときは心苦しい限りです。お客様が納得するまできちんとお話を聞いて真摯に対応するよう心がけています。
自分の作った資料が売上に関係するため、会社を運営している一員であることを意識しています。
営業担当者から資料作成を依頼されることも多く、創意工夫して作成した資料の評判が良いとやりがいを感じますね。
どのような資質を持っていると、アパレル企業の事務職に向いているのか見ていきましょう。
意外に思われる方も多いかもしれませんが、事務職は来客対応や電話対応など社内外の方たちと接することも多いため、コミュニケーション能力は重要な要素です。
企業によって任される仕事内容は異なりますが、事務職は備品発注など細々とした業務を任されることも多いです。
周りが気持ちよく業務に取り組めるよう、柔軟な対応を求められます。
事務職の仕事はルーティンワークがメインです。
数字の入力作業をすることも多いので、素早く正確な仕事ができる方、ダブルチェックを必ず行うような慎重な方は向いています。
アパレル企業の事務は、セールや繁忙期などに臨時でショップへ駆り出されることが多々あります。
事務の仕事とは直接関係ありませんが、販売員の経験がある方は重宝されるでしょう。
販売員としてお仕事をされていた方は、コミュニケーション能力や細かな気遣いなど、接客業と共通する項目も多いように感じられたのではないでしょうか。
実は、黙々と作業しているイメージの事務職も、社内外の方とコミュニケーションをとりながら仕事を進める場面が多いため、これらのスキルが重要になるのです。
このように、アパレル企業の事務職は必ずしも専門的な知識やスキルをもっている必要はありません。
ただし、エクセルやワードといった一般的なオフィスソフトは必ず使用します。
パソコン操作に苦手意識のある方は、PCスキルを磨くなどの努力はした方が良さそうですね。
販売員からアパレル企業の事務へ転職された方に、お話を伺ってみました。
今回はアパレル企業で働く事務のお仕事についてご紹介してきました。長くファッション業界で働きたいという方にはぴったりのお仕事ではないでしょうか。
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